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by plants2
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カテゴリ:技術( 1 )

●山本さんのはなし(映画館のおはなし)
福岡市総合図書館の映像資料課で働く山本さんは、plants!の前身PLANTの参加者でもあり、当時は学校の教育モデルのインスタレーションを作っていたそうです。今は、映画の紹介や資料整理、展示企画・ワークショップの企画をしていて、10月に開催される国民文化祭の企画のしこみをやっているとのこと。
かつて、松竹に在籍していたこともある中村さんが、今のはやりである《韓国映画》の影響について尋ねました。しかし、総合図書館では《松本清張特集》が熱く、開館以来の大入り満員だったとのこと。日本映画の値段はだいたい100万円前後で、でも、これもアーカイブという形で図書館で放映するのみしか許されておらず、年に2回の放映のみだそうです。また、アジアの映画(外国の映画)は字幕がいるので200万円くらいするそうです。作品の値段についての質問は、日本の美術館の中ではまだ映像作品を買うことに抵抗があるみたいで、アートの映像作家の作品にはいまだに安くしか値段がつかないという風潮があって、アートはそういう状態だけど、映画はどうなのだろうという中村さんの素朴な(?)疑問から出ましたが、実際、「100号200号の絵が500万円くらいで取引される世の中で、どんなに有名な作家の作品で、何倍の時間がかかり、クオリティの高い作品でも売れない。木の彫刻だと手の感じが残っているからいいとか、キャンバスは王道だから高い。映像作品は金も時間もかかっているけど、二束三文の値段しかつけられずそれすらも売ることは難しい」そうです。映像作品は作ってみたいけどお金がかかるというはなしから、実際いくら位かかるか?というと、山本さんによれば16ミリで30分の短編映画でも手弁当・ギャラなしで300万円はかかるとのこと。(!)
購入した映画は、劣化しないように保存していかないといけないが、適温は5℃で湿度は40%だそうです。そうして、ちゃんと保存すると100年はもつといわれているが、実際は映画の歴史がはじまってやっと100年なので、100年後にどうなってるかどうかは誰にもわからないそうです・・・。2000フィートで20分弱なので、一本の映画・2時間ものは6巻組になっていて、作品にはどんな映画でもチェンジマークというポチッとした白いマークがでるので、そのチェンジマークが出たら、ボタンで切り替えたりセンサーで切り替えたりして、チェンジして流していくそうです。総合図書館では2台の映写機をつかってチェンジさせながら、流しているとのこと。大きな映画館では、一日分の興行・たとえば6回上映なら12時間分の映画のリールを1本につなげて巻いておき、1日をかけて映写室におとして、そのまま巻き取り部屋へ流し、がーっと巻きとっていくそうです。誰も知らなかった映画館の裏側の話にみんな、びっくりでした。
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by plants2 | 2004-08-19 04:33 | 技術