福岡の様々な空間と新しい表現の為のテーブルセッションのサイトです


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カテゴリ:システム( 3 )

第0回plants! 報告 2

a0018241_145234.jpg●コムプラスのプレゼン(com+オーナー中村さんの話)
ここで、何かネタはないかということになり、口火を切ったのはcom+オーナー中村さんです。Com+の誕生秘話をお話してくれました。2003年7月、モマコン横のボイラー屋さんが転居していったのを機に、以前から抱いていた野望をはたすために、ボイラー屋さんの事務所跡を借り上げました。ギャラリーは、いってみればスペースをもたずともやっていける商売です。モマコンを広げるのも一つの手ではありますが、それでは、単に支出が増えるだけ。中村さんには、もともとアートバーをやる夢があり、その話もふくめて、どうしようかと藤さんに相談すると、のってくれたため、アートカフェバーcom+はうごきはじめました。さらに、中村さんはみんなにちょこちょこ話をもちかけて、共犯者をつくっていきました。中村さんのあたまにあったのは、ギャラリーと併設したバーにいろんな人がやってきて話しをすることによって、ある物事・人が違う方向に、面白い方向に動き出したら面白いだろうなーということでした。

さて話し変わって、com+の内装についてですが、藤さんをはじめさまざまなアーティストの方々で作りこまれ、インテリアやキッチンの機材などは、ヤフオク(Yahoo!オークション)で安ーく落として集められました。まさか、ヤフオクとは思えないインテリアは、評判も上々。そこも、com+の自慢できる部分のようです。

com+第1回プロジェクト《アジコンメディアカフェプロジェクト》はアジアのアーティストの映像作品をくつろいだカフェ空間の中で楽しめるプロジェクトでしたが、ここにも中村さんのある思いがありました。というのは、美術館で流されているアートの映像というものは、どうしても、敷居が高くて拷問みたいであり、つまんなくても、なぜか見続けてしまうというか、途中で出たいけど出れない感じがある。なんだか、見なくてはいけないような気に鑑賞者をさせてしまう。(これにはみんな同感。)しかし、それは、アートの甘えである!というのが中村さんの考えです。だから、カフェバーという、空間で飲みながらアートを見、飲んでて見れないものはポップコーンなげようぜ!というのを実現させたのです。そういう環境がアートを、切磋琢磨させるのだと考えているのです。

しかし、ひとつの問題が勃発。com+のオープン直前になって、ビルのオーナーよりクレームがでて、カフェ営業ができなくなってしまったのです。そのため、今は毎週金曜日の夜にアートイベントとして、単発的にカフェイベントをしこんだりしながら、オープンしています。com+には、他に活動の場がありながら、アートに関わっていたいと考えるアート難民(笑)が集うと中村さんは言います。ほんとに、様々なフィールドから人々が集まっています。中村さんのさらなる野望は、ロバート・キャパ率いるマグナムのような集団にcom+を育て上げること。そして、単体ではできない仕事をとってきて、それぞれの属性を生かして、みんなで組み立てていくようなことをやっていきたいとお話してくれました。
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by plants2 | 2004-06-16 14:51 | システム

第0回plants! 報告 5

a0018241_143630.jpg●美術館について(中村さんの話)
ボイスネタから、日本の美術館の現状について、話がシフトしました。バブルがはじけた後、もっと市民に愛される美術館を!という動きがはじまってきました。これは、その裏に金がないからというのもあるんだけれども、そういう動きともに、現代美術が大きく扱われるようになったが、人が入らない、認知されていないというのが現状です。そんな中、どんなことがおきているかというと、日本には現代美術の大きなうねりとして誇るべき、具体というグループがありましたが、その具体を中心にコレクションし、研究している芦屋の美術館、この美術館は世界中から認知されている美術館にも関わらず、不況のおり、行政サイドからはつぶせといって圧力をかけられているそうです。その圧力とは民間に運営を委託しろ、だとかコレクションを売却しろというものです。中村さんがNYのある有名なキュレーターと飲んでいたときに、日本のキュレーターはあほじゃないかといわれたそうですが、その理由は、日本のキュレーターは、日本という国のアートを整理することなく、ルーブルなどの美術館にいけばわかることをカタログで研究しているだけ、日本の戦後美術がまとまったものなんてひとつもないからだそうです。確かに、日本の戦後美術について体系付けたものはひとつもないと中村さんはいいます。そんななか、NYのキュレーターが評価できるといった、日本のキュレーターはたった二人だけ。それは、福岡でおこった九州派をまとめた福岡アジア美術館のキュレーター・黒田雷児さんと具体をまとめた芦屋の山本さんというキュレーターだそうです。それなのに、日本という国は、その芦屋の美術館をつぶそうとしている・・・。日本の美術館は大変なことになっているそうなのです。そんな話から、アジア美術館も危ないのか?!と心配の声があがりましたが、アジア美術館は大丈夫だそうです。一安心☆(中村さん談)
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by plants2 | 2004-06-16 14:37 | システム

第0回plants! 報告 10

a0018241_141826.jpg●OS的表現について(藤さんの話)
植物ネタで、宮島達男の被爆した柿の木の苗木をいろんなところに植樹していくというプロジェクトの話もでました。数年前、宮島さんはデジタルカウンターと違う作品の展開をやっていたが、それが自分の作品と呼べるのかどうか疑問に思っていて、藤さんに、ぼやいたそうです。藤さんがそれはいろんな人の作品が生み出されるシステムとしての表現「OS的表現」なんじゃないかな。って言ったら、宮島さんはいたく納得して、雑誌に、柿の木プロジェクトはOS的表現であると語ったとか。律儀に「藤浩志によると」と前置きまでしてたそう(笑)。OS的表現はうまいですね。

●最後に(藤さんの話)
と、そろそろ、9時になってしまったので、藤さんがまとめを。このplants!について、「聞くだけでもいいし、意見をいうのもいいし、みんなに自分が作ったものをみてもらうのもいい。それぞれの仕事をしながら、実は関係ないアイデア出ちゃったよ!みたいな感じで、アイデアを持ってきて、このテーブルにのっけてみんなで話し合いましょう。いつもやってることの反動で、日常とちがうことをするのに、このテーブルセッションを使ってくれたらいいな。話し合うことで、具体的になってきたり、何かがうまれたり、別の場にひろがったりすればいいな。」と藤さんが今後の展望をかたり、今回のplants!は終了しました。
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by plants2 | 2004-06-16 14:19 | システム